お兄ちゃん達、元気です。この夏の一コマ。
長男「ねえママ、夏って集中力増えるの?」
(えーと、暑くてぼーっとするから逆じゃないかな。ちょっと前の日経の一面に温暖化により効率が落ちることの経済損失がいくらとか出てたし。でもこの子そんな高尚なこと言いだすかしら。そもそも集中力って増えるって言わないし。集中力は増すとか、高まるっていうんだってば)
私「・・・食中毒?」
長男「ああそれそれ」
0.5秒で正解を導ける母、反射神経冴えてます。
いやもう、本当に暑い夏でした。
あまり思い出作りもままならなかったけど、次男が頑張ってお世話したギンヤンマがなんとか3度目のチャレンジの末に無事にトンボになったのは、ちょっと感動モノでした。
虫嫌いの方はご注意ください(変な画像は出てきません)。
面倒くさいことが嫌いで「面倒くさい」とよく言う次男、でも究極の面倒くさい趣味を持つ。それは「生き物」。
こればっかりはここ数年面倒くさいと言ったこともほぼなく、次々持ち込み日々お世話。子供なので、よく死なせちゃったり逃がしちゃったりしてますけどね。
よっぽど好きなんだなと思うので、私とダンナもできる限り容認。これ禁止したら非行に走ってしまうんじゃないかと思う。
でかめのオタマジャクシも、ばりばりの外来種も、いろんな幼虫も。いやー、自分が虫系がダメという人間じゃなくて本当によかった。
で、今いるものはヤゴ。ヤゴの餌って生餌なんです。どうやって飼うかというと、毎日虫を取っては来られないから生餌を買ってくることに。アカムシ。近所の釣具屋で売ってます。
問題は保管方法。どうするかというと・・・自宅の冷蔵庫保管。マジです。保育園時代からの息子の生き物愛好仲間のお母さん曰く、「冷蔵庫が本当にイヤで、玄関に置いておいたら死んで腐ってもっとひどいことになった」そうなので、葛藤のあげく、ガマンして買ったばかりの冷蔵庫の中に入れてあげてます。袋で包んで見えないようにして。
ネットで検索すると出てきますよ。釣具屋のサイトで、ヤゴの餌に赤虫、冷蔵庫保管、って。普通のことなの、これ?
他にも気楽に言いますけどねー息子たちは。
「俺、ヘビ飼いたいー」「カメレオン」「熱帯魚」「ハリネズミ」「サソリ」
軽く「自分で飼えるから!」とか言うけど、絶対それは無理。お母さん、今はあなたたちで十分です。
米びつにしまう末っ子とにいちゃん
末っ子、今「しまう」ブームです。引き出しをガラリ、蓋をパカリ。そしておもちゃ投入。
本日のしまい先、米びつ(ストッカー)。
暗いけど分かりますかね…マグ、各種打楽器のバチ、鉄琴おもちゃの足の部分。
で、にいちゃん。
私「(末っ子が)米びつにしまっているわー」
長男「米びつってなーにー?」
私「・・・だからそれよ」
長男「(開けながら)あー、ホントだ!」
(好奇心が刺激されて手を突っ込んでかき回す。ええ、ろくなことしませんとも)
長男「気持ちいい~。(次男に)米つぶの中、触ってみろよ。気持ちいいぞー!」
私「だから米びつ!」
長男「新食感」
私「感触!」
生米食うんかい。
※実は、触感という言葉もあると今気づきましたが勢いでしゃべる長男がそこまで日本語マスターだとは思えない。触感と感触…日本語って難しいわ。
追記
その後、手を突っ込んで探索したところ、長男食べかけのハ◯チュウが生米まみれになったモノも発見されました。長男が食べてる途中で末っ子がかすめて投入したらしい。
いつもの我が家
土曜日の朝、次男が卵かけごはん用の生卵を片手で握りつぶすという事件が発生。食卓から床にかけて流出。なんか卵をにぎにぎして遊んでんなー、と思って「割らないでよ」とは言っていたのですが例によって無駄な声がけ。「ロッチ中岡がTVでやってて、なかなか割れないなーって思ってやってたら割れちゃった」次男、長男よりも圧倒的にしでかすことは少ないのですが、たまにこういう「どこまでやったら壊れるか実験」を敢行する。もちろん壊して強度を確認して終わるやつです。
毎度毎度、慣れるけど慣れない。女性のストレスを少しでも分かってもらいたい一心でつい息子に言う。
私「あのさー、女の人はこれをやったらどうなるかなって考えて行動するからね。砂があったら、男子はたぶん投げたら楽しいって思うでしょ」
長男「うん」
私「女子はね、髪についたらいけない、目に入ったら危ない、だから砂は投げるものじゃないって思うの」
長男「勇気がないね!」
その日の夕方。長男、外遊びから帰宅。第一声「ママ、ヘビの皮」。いつも名詞一言の会話は「で、それがどうしたの?」と聞き返すのですが今回はひたすら脱力。今まで私も見たことがないような、完璧なシロモノをお持ち帰り(画像自己規制)。「ちょっとくさいー」と言いながら、缶に入れてしまっていました。幸い(?)次の日、お友達と物々交換成立。珍しい石集めにはまっている長男、水晶をGet。
というわけで、我が家にまた私の理解できないジャンルの図鑑が一冊増えた週末でした。
男子育児の母あるある続編 夫による解説
男の子の脳みそを理解できない私に、この◯年、夫は解説をしてきてくれました。
少々虫食いですが、こちらの番号と対応させてますのでセットでどうぞ。
男子育児の母あるある50項目 我が家の場合 - 双子のちベイベー
特に誰の発言か書いてない場合は夫のつぶやきです。
1.私「女の子は『今はこういうことはしちゃいけない』とか、『こうしなきゃ』とか考えて生きてんだよ」夫「・・・その人生楽しい?」
2.やるなって、言ったらやるにきまってるよね。「やれ」って言ってるんでしょ?
5.夫「体当たりしに行ってるんだから、減速なんてするわけないじゃん」私「ああ、だから最後まで加速?」夫「そう、愛情」
6.探検に出てるんです
9.宝物が入っているの!
12.男の子はね、骨折ぐらいはしょうがないんだよ
14.私「なんで爬虫類や深海魚?」夫「えー?恐竜に似てるものはいいよね♪」
ちなみに我が家、上野動物園に行き、最初にパンダ(←花形だし入口近く)を見て「次は何が見たい?」と訊いたら「爬虫類!(←出口ゲートのわりと近く)」と答えられたことあり・・・ええ、すぐに移動する羽目になりましたとも。
16.(息子の手伝いについて)夫「いつもやることに組み込むといいよ~。組み込んだら早いよ~。いつも同じようにさっとやってくれるから。いつも同じようにしかやらないけどね、絶対。」ああ、そうねえ…。
17. 私「女の子はこうじゃないの!なんでさー、男の子って」夫「そういうこと考えるのになんか意味あるの?」
19.漢字なんて書ければいーじゃん←上という漢字を「一筆書きができる」と言って横線から書き出す大人
23.戦うといえば少年マンガ。私「少年マンガってさ、戦って勝ってまたもっと強い敵が出てきて、あれ何の意味があるの」夫「じゃあ少女マンガの、両想いになりそうになったら邪魔が出てきて、っていうのは意味あるの」
26.まともに歩いたら10分の通学路に30分を要することもまた、オトモダチ効果といいます(夫命名)
27.(食事中にいきなり長男にバナナの房で横っ面を張られて、激怒する私に)うるさいなー、大声出してないでそろそろあなたも慣れなさいよ、長いこと育ててるんだから
28.息子たち怒ろうと思ったら起きてる間中怒ってなきゃならない。でも聞いてないし私「男の子って、これどっから怒るの?」夫「人の道に外れたとき」
33.私「女の人はさー、きちんとしてるのが好きなんだよ」夫「ああそれ、男と付き合わない方がいいよ」
34.だから革命が起こせるんだよ
37.私「しょっちゅうモノ壊されてお金かかるわ」夫「女の子と違って服に金かからないでしょ。それでつり合いとれてんの」
42.無駄じゃないの!鍛えてるの!
43.私「あなたの息子、アホなんだけど」夫「ああ、あなたの息子?」私「そう、あなたのY染色体を引き継いだ息子」夫「あなたのお腹から出てきてあなたが手塩にかけた息子でしょ?」
44.私「男の子ってさー、棒があったら拾うよね」夫「え、女子は拾わないの?」
女の子2人のあと、3人目末っ子が男の子のお母さんに、「あの棒をただ拾うって何なの?拾ってそれで地面に絵を描くならわかるんだけど」と言われたことがあります…。素朴な疑問すぎて驚愕。そうか、女子は意味のない行動はしないのか!って。
46.食器拭きと台拭きと雑巾?ああ、それは難しいねえ。
49.なんも言ってないのと同じやつね
50.女の子ばかりの家庭に父親一人は居場所がないけど、男の子の家庭に母親は居場所がちゃんとあるから、大丈夫。
基本的に、夫は男の子のことをずーっと不思議がっている私のことが、ずーっと不思議みたいです。
男子育児の母あるある50項目 我が家の場合
未就学児~小学生男子育児中の母に当てはまること、多少年齢の幅はありますが並べてみました。
- 男子が「これをやったらこうなるかもしれない」ではなく、「これをやったら楽しい」で動く生き物だと知っている
- やるなと言ったことはかなりの確率でやる。芸人の熱湯風呂状態。
- その挙句に起きた結果については、全幅の信頼で「ママ何とかして」と言われる
- 力が余っている。だからジュース注ぐときも加減できない
- 「ママー!」と走ってこられたら、まず腰を引いて自分の身を守る。衝突防止とか、減速とか、ないから。
- 細かいテーブルマナーを覚えろとまでは言わないけど、せめて食事中に歩き回るな
- お風呂ってとにかく荒れる
- 「スライム」が家に持ち込まれると1時間以内に惨事が起きる
- 筆箱の中がカオス
- ズボンの膝に穴を開けるなとは言わない。でも掘って広げないで
- 敵がいて、武器があったら戦闘開始。ハチの巣と棒とかね
- 女の子のお母さんが「危ないわよ」と声をかけるタイミングでは、まだ何も危ないことがないように見える
- 靴に砂が入るとか普段気にしないくせに、気づいたらどこでも砂を出す。玄関とか、車内とか、店内とか。
- 一般的に男子が好きなジャンルに、「爬虫類」「深海魚」「危険生物」があると知っている
- ポケットって、なんで砂が入るんでしょうね。砂がポケットに飛び込むのかしら
- 息子だけではなく、夫も同類
- 同じ日本語を話しているはずなのに、言葉が通じ合う気がしない
- 行儀とか、文字とか、その他一般常識とか、脳みそに染み込まなさすぎ
- ましてや漢字の書き順はミラクルだ
- 一方で興味がある領域の記憶力が半端ない。真似できない
- てゆーか、周りに迷惑をかけていないときって病気かケガで心配かけているときだけだよね
- 花火は光を楽しむものではない。一度に数本火をつける、振り回す、と危険すぎるのでマンマークが必要。枯葉や虫を焼いていてくれる分にはまだマシ。
- 戦うとか、当たり外れがあるものとか、好きよね。当たるまでくじ引くよね。
- ペットショップの仔犬・仔猫のじゃれ合う姿が息子にかぶる
- どちらかというと、ときどき牧羊犬がほしい。息子を寝室に収容してくれないかなとか。
- 数がいればいるほど危険な方向にオトモダチ効果が働く
- 息子に対して、腹の底から瞬時に声を出せる
- 怒るときの自分の語彙がびっくりするほど汚くなっていく
- 体罰はダメってわかるけど、八方塞がり感がある。だって言ってもきかないんだよ?
- 外出時に息子を怒っていると周囲の視線を感じる。同情をかっているのか顰蹙をかっているのか。
- 躾けていないわけではないんです。今のところ、成功してないだけなんです。私を責めても解決しないの。お願い分かって。
- いつの間にか、自分の中の可愛らしさまで失われてレースやピンクや小物から遠ざかっている
- 女子の育児に憧れるが、男子に慣らされてもう細かいこととか対応できない気がする
- 男子のフリーダムを知ると、女に生まれて若干損をしている気になる
- 男子育児が女子より(比較的)楽なこと?人間関係かな
- リモコンは大事に扱えと言ってるでしょうが。噛むな、投げるな。
- 今まで毀損された家財の累計額とか、考えたくもない
- そんなんだから、普段着はもう上下着てたらいいか。みたいな感じになる。少なくとも破られて腹を立てる金額の服を着せてはいけない
- 学校の準備物を把握するのはあなたの仕事です!「ママ、明日の持ち物何?」って、聞かないで
- 基本的に、家に帰るころには日中のことはどうでもよくなっているのか話題にならず、学校の様子が分からない
- でも友達の足の速さは話してくれる。それは大事な情報だから
- 男子って無駄に動くよね。二酸化炭素の排出量多そう
- 「あー、俺いいこと考えたー」いらんことやろ!知らんけど絶対!!あんたの母としての勘と経験上、そうなの!!!
- 棒があったら拾う。DNAに組み込まれてる。だからRPGもこん棒から始まるのね
- 台所から声をかける「ねえ、そろそろTV消してお風呂入ってくれる?」「・・・」「お風呂、入ってー」「・・・」「ねー、おーふーろー!」「・・・」「いい加減、風呂だって言ってんでしょ!はい、じゅー、きゅー、はーちー」「えっ、ママ、何なに?」これ、いたって正常な男子の聴覚
- 食器拭きと台拭きと雑巾。使い分け、そんなに難しい?
- 傘は消耗品
- 「ねーママー、俺のどこー?」「・・・俺の何?」主語と述語くらいちゃんと言って。超能力者じゃないんだから、分からんわ
- 無駄な声がけツートップ「気をつけてね」「ちゃんとして」
- 自分で選んで築いた家庭だけど、ふと、あれ私の人生どこでこうなったのかなと思うことがある。今日一日、皆が元気ならよしとしてるけどね
女の子のお母さんとの会話
女子二人のおうち
我が家の日々の愚痴を職場でこぼすのが日課だった頃
同い年の女の子がいるお母さん「それ、『お行儀が悪いわよ』って言ったらどうなるんですか?」
DBに乗らないですその単語。
三人きょうだいのうち、真ん中一人だけ男の子のおうち
「一人だけ、バカが際立つんですよね・・・」
際立つならいいなぁ。うち、際立たないけどそれもどうなの。同じく男の子兄弟のいるお母さんと「際立たせるコントラストがほしい」と一致。
女の子のあと、男の子が生まれたおうち
私「もしお姉ちゃんがいなくて、弟くんのコピペがもう一人いたらどう?」
十中八九帰ってくる答え→「無理!」
私も、無理って言ってみたいなぁと思って早◯年。その無理なのがうちなのよ。
その他にも
- ケース1「一姫二太郎が楽なんて嘘だ!最初に育児ってこんなもんか、と高をくくったところでとんでもないのが出てくる」
- ケース2「男の子が大変、って、まあ3割増くらいかなって思っていたら本当に桁違いだった」
- ケース3
ばりばり仕事ができると評判の先輩。女の子の後、だいぶ空いて男の子を出産。
復職後、会うたびに出る息子さんの愚痴。けがと病気が多くて、言うことを聞いてなくて云々。これだけの先輩にこれだけ愚痴らせる男の子って。
皆様、やっぱり「言ったら言うことを聞くと思っている」ところが全然違う。「危ないって何度言っても落ちてケガするまでやり続ける生き物」って言うと、たぶん男子の母はそーよね、ってスルーのところ、女子の母に「えええ、それって危ないよね?」って聞き返された。いいなぁ、言ったら聞く育児。
あとね、育てて分かったのは男子のDNAには棒は拾って振り回す、っていう指令が入っていること。その辺り、マンガで学んでおいてよかった。