新品の鉛筆
長男、「あー、俺の新品の鉛筆、なくなったー」と宿題をやりながらぼやく。
キャラものって年でもないけど、いいのがなくなっちゃったのかなとちょっと訊いてみた。
以下、カッコが多くて読みづらいですが詳細確認。
「どんなのがなくなったの?」
「これと同じやつ(消しゴム付鉛筆)。で、折れててテープで巻いてある」
「・・・(テープで巻いてある、ってことは、芯が折れてるんじゃなくて本体よね、と会話を消化する)え、どの辺が?」
「この辺(消しゴムから3センチくらいのところ)。で、消しゴムは取れてて、水ノリ流し込んで固めてある」
「・・・(息子の主語と述語を反芻)えーと、消しゴムは自分で取ったの?」
「そう」
「・・・(無駄な確認だと思いつつ)で、なんで折れるわけ?」
「知らね」
はい、無駄な確認でした。いつも自然にモノが壊れるって、どんな超能力。
わずかな会話の空白時間で済ませるあたりは男子母です。
滅多に見ない彼の筆箱をあらまめましたところ、全部の鉛筆がそもそも傷だらけ。おそらく定規で装飾した跡。
私のあらまほしき「新品」とはだいぶ違うその鉛筆は、男子の改造熱のたまものということでしょうか。